不思議の庭のミランダ(旧)

心に響いた言葉と書物の備忘録
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不思議の庭のミランダ(新URL:http://himitsunaniwa.hatenablog.com/)

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【 2017/03/15 (Wed) 】 未分類 | TB(-) | CM(-)

『園芸家12カ月』 カレル・チャペック-園芸マニア賛

早いもので、今年も、師走。

庭の木々は葉を落とし、すっきりとした姿へ変わり、

季節は冬になる。  時に、内向的にもなる時期かな。


――未来はわたしたちの前にあるのではなく、もうここにあるのだ。未来は芽の姿で、わたしたちといっしょにいる。いま、わたしたちといっしょにいないものは、将来もいない。芽がわたしたちに見えないのは、土の下にあるからだ。未来がわたしたちに見えないのは、いっしょにいるからだ。


ときどきわたしたちは、水気のなくなった、いろんな過去の思い出につつまれて、すえた匂いをはなっているように思われることがある。わたしたちが現在とよぶ古い作り土のなかに、どんなにたくさんの太った白い芽がぐんぐん伸びているか、どんなにたくさんの種がこっそり芽を吹き、どんなにたくさんの古い挿木苗が、いつかはかがやかしい生命に燃え上がる一つの芽となって、生きているか、もしもわたしたちがそれを見ることができたとしたら、秘められた将来の繁栄をわたしたちのなかにながめることができたとしたら、おそらくわたしたちは言うだろう。――おれたちのさびしさや、おれたちのうたがいなんてものは、まったくナンセンスだ。いちばん肝心なのは生きた人間であるということ、つまり育つ人間であるということだ、と。


        『園芸家12カ月 (中公文庫)』  カレル・チャペック 




私が好きな軽妙洒脱な一冊。

引用したカレル・チャペック(1890-1939)は

チェコの国民的作家で、ジャーナリストでもあり、

実に多才な人でした。

“ロボット”という言葉を造ったのも彼で、

その『ロボット (岩波文庫)』など

傑作なお話の中にピリリと風刺のきいた優れた作品が多い。


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写真に載せた

ミステリー味の小篇『ひとつのポケットから出た話 (ベスト版 文学のおくりもの)』等から

童話『長い長いお医者さんの話 (岩波少年文庫 (002))』や犬猫のエッセイ、旅行記等々まで

兄のヨゼフの愉快な挿絵とともに、実に多彩な作品を楽しめます。







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【 2016/12/02 (Fri) 】 文芸 | TB(-) | CM(0)

闇でなく光を恐れる私たち-コース・イン・ミラクルズ

前回、前々回と、他のブログで以前書いた記事を転載してきて、

その3部作?というか、つながりで、もう一つの記事もリメイクしておきます。

 

6年ほど前に、ネットで、なぜか、ネルソン・マンデラ氏の演説として

流布した(実際は、マンデラ氏の演説でなかったものの)、

胸を打つ文章がありました。 (以下)


実は、これはマンデラ氏の演説ではなかった、ものの
なぜか、そういうことで流布したという。
いずれにせよ、多くの人の目に触れる価値が
あったということでしょうか。

 

 我々が最も恐れているもの、
 それは自分が無力だということではない。
 我々が最も恐れているもの、
 それは、自分には計り知れない力がある、ということだ。
 我々が恐れるもの、それはわれわれの光であって、闇ではない。
 我々は自分に問いかける。
 自分ごときが賢く、美しく、才能にあふれた素晴らしい人物であろう
 はずがないではないか?
 だが、そうであってはなぜいけない?
 あなたは神の子である。
 あなたが遠慮をしても世界の役には立たない。
 周りの人が気後れしないようにとあなたが身を縮めることは何の
 美徳でもない。
 我々は、自らの内にある神の栄光を現すために生まれてきたのだ。
 そしてそれは限られた人々のものではなく、すべての人の内にある!
 我々が自らの内にある光を輝かせるとき、
 無意識のうちに他者に対しても同様のことを許している。
 我々が自分の持つ恐れから自らを解放するとき、
 我々の存在は同時に他者をも解放する。



先日の「自由からの逃走 」ではありませんが、闇でなく光を恐れる
これも逆説的真理ですね。 

“A Course in Miracles”  (※「奇跡の学習コース」その後、訳出されました)
という中にあったものに基づいた内容らしく、その経緯は
愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」』太陽出版のあとがきに述べられています。
(※実は、マリアン・ウィリアムソンさんの文章だったということです)

さて、ネルソン・マンデラ氏を扱った映画「インビクタス」があり
これは“Invictus”ラテン語らしく“破れざる”ものという言葉
これについて見ていくと
実際に、マンデラ氏が、獄中自身の支えとしていたという
同名の詩がありました。

 私を覆う漆黒の夜
 鉄格子にひそむ奈落の闇
 私はあらゆる神に感謝する
 我が魂が征服されぬことを

 無惨な状況においてさえ
 私はひるみも叫びもしなかった
 運命に打ちのめされ
 血を流しても
 決して屈服はしない

 激しい怒りと涙の彼方に
 恐ろしい死が浮かび上がる
 だが、長きにわたる脅しを受けてなお
 私は何ひとつ恐れはしない

 門がいかに狭かろうと
 いかなる罰に苦しめられようと
 私が我が運命の支配者
 私が我が魂の指揮官なのだ


 
イギリス19世紀の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩
なるほど、先の内容とテーマはつながりありますね。
私は、英文学にも興味がありますので、蛇足ながら
この詩人は、ロバート・L・スティーブンソンの友人だったらしく
スティーブンソンが書いた名作「宝島」の片足の海賊ジョン・シルバーは
このウィリアム・アーネスト・ヘンリーがモデルだったとか…

また、クリント・イーストウッド監督が映画のタイトルを
「ヒューマン・ファクター」から「インビクタス」に変更したとか
前者「ヒューマン・ファクター(ハヤカワepi文庫)」は
グレアム・グリーンの小説タイトルですもんね…
芋づる式に興味は尽きませんが
長くなりますから…(笑)     (以上)


長い内容ながら、自分でも読み返して、

あらためて、自分自身であるという勇気を持とうと思います。


ところで、9月から、新たなブログを始めました!
こちらは更新中(笑) Everyday Magic-筆に想いを
どうぞよろしくお願いいたします。






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【 2016/11/04 (Fri) 】 自己啓発/思想 | TB(-) | CM(0)

立ち読みしなさい!-夢を叶えるために

『立ち読みしなさい!』 

というタイトルの一冊は、認知科学者の苫米地英人氏によるもの。

知る人ぞ知るドクター苫米地のコーチング理論のエッセンスを、

ことのほか、わかりやすく、(それでか、漫画も採用されている)

一般読者の夢を叶えるためにと、重要な3つのステップで教えてくれる。

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何といっても、ゴール設定が重要というか、スタートなのだが、

たとえ、自分の夢が何だったか忘れてしまったような人にも、

まだ、小さい頃を思い出してみたり、たどってみたり、

自分と丁寧に向かい合う気になって、読んでいくうちに、

どこかに葬り去られたようなものであっても、

自分本来の夢と力を、少しずつ思い出し、

取り戻させてくれるパワーのある本だ。

あとは、本をよく読み込んで、

自分で3つのステップを実践してみようという前向きな気持ちになる。


苫米地英人さんのお話は、私は、You Tubeでいくつか拝見して、

本を数冊読みだしたところだったので、この本はまた理解を深めてくれた。


あなたは素晴らしい人です!
無限の可能性を秘めた人です!
輝かしい未来は、あなたの勇気ある第一歩からはじまります。
あなたが本当に幸福な人生を歩まれていくことを心から願っています。



本の最後のエールの言葉がまた、熱く伝わってきて、

読者を、力強く後押ししてくれるようないい本だと思う。


ちなみに、実際にこれで、この出版社の社長さんになったという

情熱的な思いがまた、インパクトのある筆文字のカバーにも表れてますね。



まあ、やはり、筆文字っていいよね♪ 

ついでながらこちらもどうぞ!

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~心に響く言葉を、筆文字で身近に~工房“青い猫” 






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【 2016/08/17 (Wed) 】 自己啓発/思想 | TB(-) | CM(2)

幸福も選択の自由-古典的名著 R.W.トライン

19世紀末に出版されたラルフ・ウォルドー・トラインの古典的名著

(原題:In Tune with the Infinite)を、新訳の文庫本で、あらためて開いてみた。

その昔、自動車王となったヘンリー・フォードが愛読したといわれる。

原題のように、"宇宙の無限の富とつながって"成功へと導かれる秘訣が述べられ、

いわば、宇宙のおおもとの法則ということで、今読んでも素晴らしい内容。

書き出しからして、こうである。

 楽観主義者は正しいし、悲観主義者もまた正しい。この二つは光と闇が違うように違うが、どちらも正しい。
 どちらも自分の見方、世界観からすれば正しいのだし、それぞれの人生を決定するのは、世界観なのだ。
 それが、力強い人生になるか無力な人生になるか、安らかな人生になるか苦痛だらけの人生になるか、成功の人生か失敗の人生かを決める。


    (文庫)人生の扉をひらく「万能の鍵」 (サンマーク文庫)


 あなたもわたしも楽観的か悲観的かのどちらかである。そして時々刻々、自分の天国か地獄かをつくっているし、それに従って他の人々が天国か地獄をつくる手助けをしているのだ。
 天国(hebven)という言葉は調和を意味する。それに対して地獄(hell)とは、古英語で「まわりに壁をつくって隔てる」という意味だ。




この本は、当初、日本教文社から、谷口雅春氏(生長の家創始者)の訳によるものがでていて、
旧仮名遣いの古めかしいものであったが、とても心惹かれる内容であったので、
いろいろ処分した本の中での、本棚に残しておいたものだった。

今回の新訳文庫は、読みやすいし携帯しやすいので、便利である。

近年は、文庫化すると、たいていは単行本を片付けるのだが、

これに限っては、私は古典的な趣きも味わいがあるので、旧本もそのまま持っている。

ちなみに、谷口氏の本はこんな感じ

 楽天的な人生観も正しいし、厭世的な人生観も正しい。しかし前者と後者の相違はあたかも光と闇との相違のごときものである。楽天的な人生観にせよ、厭世観的な人生観にせよ、それを把持する人それぞれの立場からはふさわしいものであるけれども、この人生観の相違がその人の運命を決定する要素となるのである。その相違によって、それが力の源泉ともなれば能力開顕の妨害ともなり、安楽と苦痛、成功と失敗とを決定する要素ともなるのである。


   新選谷口雅春選集 9 幸福はあなたの心で 日本教文社

 あなたにせよ、私にせよ、楽天的傾向か、悲観的傾向かどちらかの傾向を一層強くもつてゐるものである。それだから私たちは時々刻々、自分自身の住む世界に、天国か地獄を築き上げつゝあるといふことができるのである。そしてそのどちらかを築き上げてゐる程度に遵って、爾餘の世界のすべてに、天国又は地獄のどちらかを築き上げるための助けを為しつゝあるといふことができるのである。
 天国といふ語は調和ある世界を意味する。地獄といふ語は古代英語のHellといふ字から来た語であって、"周囲にかきをめぐらす"とか"分離する"とかいふ意味をもつてゐるのであり、"to be helled"といふ風に使はれた場合、それは「……から遮断せられる」といふ意味に使はれたものであった。



言葉遊びはともかく、いずれにせよ、

私たちは、他の世界から遮断され閉じ込められるのか、

正しい関係を結んで調和するのか。 私たちが

すべての源ともいえる大いなる無限の生命と同じことに気づき、

自分を開いて聖なる流れをいかに受け入れることが出来るか

ということが述べられています。

世には、さまざまな成功哲学の本が出ていますが、やはり古典は

シンプルな真実ながら、洞察が深く、読むたびに心に響きます。


  

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【 2016/08/14 (Sun) 】 自己啓発/思想 | TB(-) | CM(0)